部材

配管(2分3分/2分4分)

エアコンの室外機、室内機を繋いでガスを循環させるための最も重要な部材。これがないとエアコンの取り付けは不可能。

エアコンのガスを通す管

プラロック

室外機のかさ上げ台。室外機の足に履かせるというイメージのもの。
様々な形のものがあり、プラスチック製だけでなく、コンクリート製ものもある。

室外機の足として使用

パテ

配管の穴埋め専用の粘土。
エアコン取付後の穴を埋めるパテが汚ないとクレームが起きることも多いので、きれいに穴を埋められるようになるには練習が必要。

パテでの穴埋め練習が必須

F線(2芯)

見た目は3芯と変わりはないが、中に通ってる銅線が2本のため、2芯と呼ぶ。
エアコンの室内機と室外機の通信線として活用されていることが稀にある。
コンセントの配線、電気工事でも使用されている。

中の通信線として白・黒色があります。

F線(3芯)

見た目は2芯と変わりはないが、中に通ってる銅線が3本のため、3芯と呼ぶ。
主にエアコンの室内機と室外機の通信線として活用される。
コンセントの配線、電気工事でも使用されている。

中の通信線として白・黒・赤色があります。

アース線

エアコン専用のアース線。感電防止電線。
洗濯機や電子レンジ、冷蔵庫などにも使用されている。

感電防止の電線

貫通スリーブ(略称:スリーブ)

電動ドリルで建物に配管用の穴を空けた後に、空洞部分になったところに結露や壁の中で水漏れなどを防ぐための樹脂製の筒状の部材。穴空け工事がある場合は必ず必要となる部材。

穴あけ工事後に使用

粘着テープ(略称:粘着)

別名絶縁テープ、ビニールテープともいう。
基本的には何かを仮止めしておくためや、F線を絶縁(電気を通さないように)するために使うためのもの。万能的に現場で活用する部材。

万能テープとして使用頻度が高め

キャンパス

正式名称コーテープ
配管、F線、ドレンホースをまとめて、室外機、室内機を繋ぐパイプを綺麗に仕上げるために使用するための部材。エアコン取付時に必ず使用する重要な部材。

配管・ホース等を綺麗にまとめるテープ

埋め込み型コンセント

一般的に使われているコンセント。
100Vと200Vのコンセントの2種類しか基本は存在しないが、コンセントの形状も異なってくるため、そのエアコンのコンセントの形状にあったものを施工する必要がある。既存でついているものがあっていれば、交換する必要はない。

エアコン用コンセント。穴の形状は要確認

露出コンセント(略称:露コン)

一般的な建物にある埋め込み型のコンセントとは違い、配線が露出した状態でコンセントを増設工事する際に使用するコンセント。配線もコンセントも壁から露出しているため、露出コンセントと呼ぶ。

埋込できない箇所で使用するコンセント

コンセントカバー

一般的な建物に設置されているコンセントのカバー。コンセントの口数によって、コンセントカバーの形は異なる。
エアコン工事では基本的にはこのタイプのコンセントカバーを使用することが多い。

埋め込み型コンセントと共に使用

ドレンホース

冷房を使用すると室内機からは結露水が出てくるため、それを排水してあげるための専用のホース。
基本的に新設エアコンには同梱されていないため、後付けする必要がある。

冷房使用時の結露による排水に使用

断熱ドレンホース

ドレンホースに予め、断熱加工されているもの。先行配管などに使用されることが非常に多い。予め断熱加工されているものは、通常の工事の際に使用されることは少ない。

先行配管(仕込み)とは、壁や天井が出来る前に配管を設置することを言います。

加湿ホース

ダイキンのエアコン、うるるとさらら(略称:うるさら)という機種にのみ付いている部材。加湿ホースという部材は、うるさらの施工する際にしか出てこない部材。

うるさら施工時に使用するホース

ユニオンセット

配管(銅管)を結合させ、延長することができる特殊な部材。2分3分でそれぞれ部材が存在する。先行配管など配管の長さが足りない時などに活用することが多い。
※異形ユニオンといって、3分を4分に変換したり、2分を3分にと変換することができるユニオンも存在する。
使用することは滅多にない。

配管を結合時に使用

断熱材

配管の露出している部分に巻いて、配管の結露を防ぐための部材。
ドレンにも巻いて、断熱することが可能。

断熱効果を高めるために使用する

片サドル

配管などを壁に固定しておくための部材。
カバーを施工せず、テープ巻き(キャンパス)のみで仕上げる際に配管が長すぎるときに、配管を壁に固定しておくときに使う。

配管を壁に固定する際に使用

室外カバーヘッド

別名スリムダクトヘッド
室外カバーを施工する際に、配管穴を隠すために使用するための部材。
配管穴によって、使うヘッドも変わってくるため、様々な形状のヘッドが存在する。
全部で5色ある。アイボリー、ホワイト、グレー、ブラウン、ブラック

外壁に合った色や、お客様の希望に合ったものを施工していく。

戸建てヘッド

マンションヘッドLタイプ主に我々で穴を空けて施工する際に施工するカバーヘッド。

マンションヘッド

主に既存の穴を使用する際に施工するカバーヘッド。

マンションヘッド Lタイプ

主に既存の穴が大きい際に施工するカバーヘッド。
高層マンション・タワーマンションで使用することが多い

カラーバリエーション

スリムダクト(直管)

配管の劣化を防止したり、建物の外見をよくするために外壁に設置する化粧カバー。
新築の戸建てやマンションにエアコンを取付するお客様がよくご希望する部材。

外壁の化粧カバーとして使用

ジャバラ(蛇腹)

別名フリーコーナー
カバーが施工できない外壁などで配管にカバーを施工を希望されたときに使用する部材。様々な現場で活用できる万能な外カバーパーツのため、汎用性が高い。

外壁の汎用性の高いカバー

ジョイント(継手)

スリムダクト(直管)を延長したり、スリムダクトの先端に施工するための部材。

スリムダクトの接続時に使用

45°コーナー(略称:平面45°)

スリムダクト(直管)を曲げたりする際に使用する部材。

化粧カバーの曲げ加工に使用

90°コーナー(略称:平面90°)

スリムダクト(直管)を直角に曲げるための部材。

化粧カバーの曲げ加工に使用

Y字ドレン

室外機、室内機のドレンホースを合流させる際に使う部材。

主に室外機特殊工事をする際に出る部材。
室外機特殊工事
天吊り工事、壁面工事、二段置き工事

室外・室内機のドレンホースを合流用

室内カバー(直管)

別名室内スリムダクト
室内カバーの直管。

配管を結合時に使用

室内カバーヘッド

室内カバーの配管口を隠すための部材。
室外カバーの室内バージョン。
室内カバーヘッドにも大中小と大きさが異なるものがあるため、その建物に合ったものを施工する必要がある。
室外カバーとは違い、室内カバーには次のようなスライドヘッドという特殊なカバーヘッドも存在する。

室内用カバーヘッド

室内カバー スライドヘッド

配管口と天井が近く、インコーナーが施工できない際に使用する特殊な室内カバーヘッド。ヘッドの部分がスライド可能になっており、ある程度の長さまで調節可能。
インコーナーとヘッドの融合

長さ調節が可能な室内カバーヘッド

室内カバー インコーナー

室内カバーを施工する際に、立体的になっている部分を曲げてあげる部材。
この部材の逆でアウトコーナーというのも存在する。

室内カバーを曲げる際に使用

室内カバー アウトコーナー

室内カバーを施工する際に、立体的になっている部分を曲げてあげる部材。
この部材の逆でインコーナーというのも存在する。

室内カバーを曲げる際に使用

室内カバー 平面コーナー

室内カバーを施工する際に、平面的になっている部分を曲げてあげる部材。

室内カバーを曲げる際に使用

結束バンド

別名インシュロック
サドル等打って、壁に固定施工ができない際に使用することが多い。建物の竪樋(たてどい)などに括り付けて、配管を固定することが可能。他にも配線をまとめたり、様々な現場で活用することが可能な、汎用性の高い部材。

配管を結合時に使用

カフスドレン

主に先行配管工事の際に使用することが多い。エアコンのドレンの接続部分に直接指せるようにする部材。
先行配管工事の時以外は使わない。
施行時には、塩ビ接着剤が必要

先行配管工事の時以外は使わない。

エアカットバルブ

気密性の高い建物(主に分譲マンション、タワーマンション)にエアコンを設置するとドレンホースから排水される水が、逆流することが稀にあり、『ポコポコ』異音がなることがある。ドレンホースにこの部材をつけることによって、異音を解消することが可能な部材。

ドレンホースに接続するパーツ

ステップル

専用回路工事を施工する際に、F線(2芯)を壁や天井に這わす際に、ビスで止める金具。露出での配線工事する際に必ず使用する部材。
露出配線を綺麗に仕上げたい場合は、モールを使用する。

室内カバーを曲げる際に使用

モール

露出配線を綺麗に仕上げる際に使用
モールのカラーバリエーションは、様々な色が存在する。木目調のものもあり、壁紙等に合わせて色を選択するように。

配線を綺麗に隠す際に使用

コーキングボンド(略称:コーキング)

室外カバーのヘッドの部分を隙間なく仕上げる際に使用する部材。色が様々なものがあり、基本的には乾くと透明になるクリア調のコーキングを使用する。

※ホワイトのコーキングに関しては、クロスの補修にも活用できるため、汎用性が高い部材。

室内カバーを曲げる際に使用